ただ離婚してないだけ(漫画)の あらすじ
漫画「ただ離婚してないだけ」は、本田優貴によるサスペンス作品で、結婚生活の裏に潜む闇を描いています。
物語の主人公は、結婚しているものの愛情がすでに冷めきった夫婦、柿野正隆と妻・雪映です。
二人は表面的には結婚生活を続けていますが、内情は破綻寸前。正隆は不倫関係にあり、雪映も彼の裏切りに気づいているものの、黙認しています。
しかし、正隆の不倫相手が妊娠を告白したことで事態は一変。
さらに予期せぬ事件が二人の生活を大きく狂わせ、次第に二人は追い詰められていきます。夫婦関係の破綻、罪の意識、暴力といった要素が絡み合い、物語は予測不可能な展開を迎えます。
この作品は、「離婚していない」ことが夫婦の絆を保っているように見えて、実際には深い闇を抱えているというテーマを描いており、人間の感情の複雑さと、それが引き起こす悲劇を深く掘り下げています。
登場人物
柿野正隆(かきの まさたか)
物語の主人公。フリーライターであり、表面的には優しそうでどこにでもいる男性。ある理由が原因で妻・雪映との結婚生活に満足していません。
感情が冷め切っているため、彼は妻を裏切り、不倫を続けています。
冷淡で自己中心的な一面があり、物語が進むにつれて、彼の決断が彼自身や周囲の人々を破滅的な状況へと導いていきます。
特に不倫相手の萌を妊娠させたことにより事態を悪化させ、正隆は次第に追い詰められます。
柿野雪映(かきの ゆきえ)
正隆の妻。かつては愛し合っていたものの、現在では正隆との関係が冷え切っています。
正隆の不倫については気づいており、彼との関係に苦しんでいますが、表面的には何も気にしてないふりをしています。
彼女の心の葛藤や、夫婦関係を修復できない無力感が、物語の中で重要なテーマとなります。
物語が進むにつれて、彼女もまた予期せぬ運命に巻き込まれ、思いもよらぬ行動にでてしまいます。
萌(もえ)
正隆の不倫相手。若い女性で、正隆との関係にのめり込んでいます。
彼氏もいるのですが、関係は冷め切っているようです。
正隆との間に子供を妊娠したことで、物語の転機となります。
純粋に正隆を愛していたようであり、彼との未来を望んでいたようでした。
物語が進むにつれ、彼女の行動が物語が修羅場となる出来事を引き起こす引き金となります。
漫画の見どころ
『ただ離婚してないだけ』の見どころは、夫婦関係の崩壊を描いたリアルで重い人間ドラマです。
主人公の夫婦は表面的には一緒にいるものの、心の距離が大きく離れてしまっています。
特に見どころは、徐々に明らかになる隠された過去や秘密が、彼らの運命を大きく狂わせていく展開です。
感情のぶつかり合いや、追い詰められた状況の中で繰り広げられる人間関係の深層が描かれており、緊迫感とサスペンスが満載です。
心理的な葛藤と、どうしようもない現実が交錯するストーリーが見どころです。
読者の感想
『ただ離婚してないだけ』を読んだ感想として、登場人物全てに感情移入し、複雑な気持ちになる作品です。
タイトルだけを見れば、冷めた夫婦関係を描いたよくある不倫ドラマのように感じられますが、実際に読み進めると全く予想できない衝撃的な展開が待っています。
物語が進むにつれて、恐怖や不快感がじわじわと迫り、胸糞系の作品が好きな人には特におすすめです。
普通の夫婦の話かと思いきや、心の奥底にある暗い感情や人間の弱さが描かれており、予測不可能な展開に引き込まれます。
まとめ
漫画『ただ離婚してないだけ』は、北山宏光主演でドラマ化もしているので、注目度の高い漫画でありました。
私もこの漫画をみた時、ドラマや映画にでもできそうだなと思いながら読んでいました。
この漫画を読んでいくと、続きが気になり次々と最新話を購入した覚えがあります。
多くの漫画プラットフォームにありますので、気になる人はぜひ探して読んでみてください。
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